【デッドニング】ジムニーの天井を「屋外用防水シート」で防音と断熱してみた!
こんにちは「ぷよっ太」です。
先日、我が家のベランダに「屋外用防水シート」を貼って、雨漏れ対策のDIYをしました。
防水シートが結構余ってしまったので、ジムニーの屋根部分の防音・遮熱処理に使ってみようと思います。
結論として、かなりの効果を発揮したので紹介しますね。
屋外用の防水シートを、室内のデッドニングに流用してみた。
我が家の小さなベランダ用に購入した「1m✖️10m」で厚みが2㎜の屋外用防水シートなんですが、半分ぐらい残ってしまい処理に困っていたのですが、値段もAmazonで14900円したし、高品質のブチルゴムを使用したシートなんで、このまま捨てるのも勿体無いのでジムニーのデッドニングに流用してみました。
ちなみに、このベランダの下は1階の居間なんですが、防水シートを貼ってからというもの、ベランダの床に当たる雨音が聞こえなくなるくらいです。(もちろん雨漏れも直りましたよ💧)
確かにね、ジムニーにいざ乗ってみると、屋根にあたる雨音がすごく室内に響くので、天井部分だけでもデッドニングしたいなとずっと思っていたんです。
YouTubeでは車用のデッドニングシートを等間隔で貼り付けて、その上から厚さ10㎜の断熱シートを屋根全面に貼りつけるのが定番ですよね。
でもね、車用のデッドニングシートも素材はブチルゴムで、屋外用の防水シートも素材が同じなんで同じ効果が得られると思うんです。
ブチルゴムを調べてみると、メリットとして「耐衝撃性・耐候性・耐熱性・絶縁性」でタイヤにも使用される素材だし、「無害・無臭・非刺激性」なので室内で使用しても問題ないですよね。
そしてデメリットが「耐油性」が低いという事みたいなんで、室内で使用するには問題なさそうです。
ブチルゴムの色も「黒・白・灰」があるのですが、得られる効果に違いは無さそうです。
ということで色々調べてみた結果、私の場合は定番のデッドニング方法じゃなく、ブチルゴムの防水シートを天井全面に貼り付けるのみで作業していきます。
サイズは1m✖️5mの防水シートで6900円だったかな、余ったらリアタイヤハウス付近のデッドニングにも使えるし、コスパ的には最強ですね。
あと、半年1年など、その後の経年変化もこのブログで随時発信していきますね。
天井の内装を剥がす作業手順です。
さっそく内張を剥がしていきますよ!
作業手順を最初にまとめておくと、
1、AピラーとBピラーのカバーを外す。
2、3ヶ所のハンドグリップを外す。
3、室内灯を外す。
4、ルームミラーを外す。
5、サンバイザーを外す。
6、クリップを外す。
天井の内張が剥がせれば問題ないんで、順番はどうでも良いんですけど、作業しやすいように並べてみましたよ!
1、AピラーとBピラーのカバーを外す。
まずAピラーは2ヶ所のクリップのみなんで、上から内装剥がしのヘラを突っ込めば簡単に取れます。
あとは上に引っこ抜く感じでOK。
Bピラーは全部取る必要はなく、上側の2ヶ所のクリップだけ外しておく。
こんな感じで外しておくだけでOK。
2、3ヶ所のハンドグリップを外す。
運転席以外に3ヶ所装備されているハンドグリップをプラスドライバーで外します。
3、室内灯を外す。
室内灯は4ヶ所の爪でハマっているだけなんで、内装剥がしのヘラを突っ込んで下に外すだけ。
4隅に金属の爪があるでしょ? この爪で止まってるだけなんで簡単に引っこ抜けます。
あとは室内灯のカプラーを外すだけ。 私はディスプレイオーディオのマイクを仕込んでいるので、それも外しておきます。
はい!こんな感じ、ちなみに上位グレードは荷室天井に作業灯があるので、同じ手順で外しておきましょう。
4、ルームミラーを外す。
ルームミラーのカバーも金属のクリップ4箇所で留まっているだけなんで、内装剥がしのヘラで下に引っこ抜けばOK。
上位グレードはこのカバーにシートベルトのアラームがついてるんかな? なので配線のカプラーを外す必要があります。
あとは2箇所のボルトで留まっているルームミラーの本体を、プラスドライバーで外しておきます。
5、サンバイザーを外す。
サンバイザーは少しコツがいるので助手席の方で説明すると、まずは右側の部分を外しておきます。
あとは左側の根元がプラスネジ1本で留まっているだけなんで外します。
こんな感じでネジを外して後ろに引き抜く感じですね。
残った右側のクリップを外すのにコツがあります。
クリップをつまんで反時計回りにひねってから下に引っこ抜きます。
コツさえ掴めば簡単! クリップの根元左側がえぐれて反時計回りにひねれるようになってます。
6、クリップを外す。
あとは8箇所あるクリップを内装剥がしで引っこ抜けば外れます。
真ん中の2箇所を最後に残すと天井の内張を支えやすいと思います。
下に落とすとこんな感じで断熱材が貼ってありますね。
とりあえず室内に保管しておきましょう。
こんな感じで、今回取り外したパーツ類はこれだけありますので、無くさないようにしましょう。
あと内装剥がし用のセットは、天井を傷つけないようにするためにも必須なんで、作業前には用意しておきましょうね。
防水シートでフルデッドニングしてみた。
いや〜わかっちゃいるけど、あらためて天井の内張剥がしてみるとペラッペラの鉄板1枚… そりゃ雨音も室内に響くし、夏なんて天井焼けちゃってエアコン効き悪いだろうね。
天井をコンコン叩いてみると「高音」で響きます。
こうやって見ると、車用の防音シートを等間隔で貼るより、私のように全面施工した方が間違いないだろうと確信しました。
つーことで、さっそく適当に切って貼り付け開始です!
隙間ができないようにシートは少し重ねて貼っていきます。
室内灯の隙間にもしっかり貼ります。
サンバイザーの中もシートを小さめに切ってしっかり貼り付け。
天井の真ん中を横切る補強部分も隙間なく貼り付け。
全体に防水シートを貼り付けましたよ!
この状態で天井をコンコン叩いてみると「高音」で響く音が「低音」に変化し、明らかに振動を抑えているのがわかります。
これなら簡単に体感できるほどの効果が望めそうです。
防水シートがまだ余っていたので、運転席と助手席部分の天井を2枚張りで重ねて施工してみました。
断熱効果もかなり期待できると思うので、真夏日になるのが楽しみです。
はい! 元に戻し終わりました。
定番の天井デッドニングだと、2㎜の防音シートを等間隔で貼った後、厚さ10㎜の断熱シートを貼るので、天井の内張との隙間が無くなって、クリップが入りづらかったりするみたいです。
でも、私の場合は厚さ2㎜の防水シートを2枚重ねしただけなので、内張とのクリアランスも問題ないし、何より天板と内張の間に少し隙間があったほうが、空気の層ができてデッドニングの効果を最大限発揮しそうですよね。
ここまでの作業時間は約3時間かかりました。
ちょっと近所を試運転してみたのですが、天井のデッドニングなのに、走行中の室内が体感できるほどマジで静かになりました。
やはり天井の面積は大きいのでかなりの効果がありますね。
後日、「雨が降った日」と「日中33℃まで熱くなった日」に運転しましたが、雨音はビックリするくらい静かになり、33℃の日に運転席に乗り込んで天井の内張に手のひらを当ててみましたが、ほとんど熱を感じないくらい断熱されていました。
ブチルゴム恐るべし!ですね。
こんなに効果があるなら「リアタイヤハウス」から響くロードノイズと、タイヤが雨をかき上げてタイヤハウスに当たる音が、エグいぐらいに室内に響くので、次はリア荷室のタイヤハウス周辺を、今回と同じ「屋外用防水シート」でフルデッドニングしてやろうと思いました。
このカスタムはマジでとってもオススメなんで、ジムニーオーナーの方は挑戦してみて下さいね。