【アクリルウレタン樹脂塗料】エアーウレタンの「艶ありブラック」で樹脂パーツを塗装してみた。
こんにちは「ぷよっ太」です。
「XGグレード」の樹脂パーツを、イサムの「エアーウレタン(艶ありブラック)」スプレーで塗装して鏡面仕上げしていきます。
外装パーツの塗装は「耐久性」に優れた塗装じゃないと困るんで、2液混合タイプのアクリルウレタン塗料をチョイスしました。
鏡面仕上げも上手くいったので、手順も含めて作業内容を紹介しますね。
ドアミラーカバーを取り外します。
基本構造は全グレード同じなんで、作業内容も基本変わらないです。
まずは、ミラー上部を押し込んで下部に隙間をつくり、なるべく奥まで指を突っ込んで、ミラーの中央部分に近い位置から力を加えるイメージで引っこ抜きます。
ここで、ミラーの隅を持って手前に引っ張ると、鏡が割れる可能性があるので、可能な限り指を奥まで突っ込みましょう。
結構硬いんですが「赤⭕️」の3箇所で支えているので、コツとしては、小さい方の2箇所を抜いてから、最後に中央の大きい差し込みを抜く感じになります。
グリスも塗ってあるので、ジワジワっと力を入れていけば「バコッ!バコッ!バコッ!」ってな感じで取れます。
「XL」や「XC」グレードは、鏡の裏に熱線の配線が2本つながっているので、配線を抜けばいいだけ。
本体側はこんな感じで、鏡は「赤⭕️」の部分で支えられています。
あとは「青○」の4箇所の爪を「ラジペン」などの先端が細いペンチで、爪を挟みながら奥に押し込む感じでカバーを外していきます。
爪が4箇所外れるとこんな感じで、あとは根元に1箇所爪が刺さっています。
根元の位置に「内装剥がしのヘラ」などを突っ込んで、少しこじってあげると爪が外れます。
カバーが外れると分かるんですが、ミラー本体に穴が空いているので、マイナスドライバーなどで爪を押し込んで外すのが正解っぽいですね。
カバーを見てみると、4箇所は爪が2つ、根元の1箇所は爪が1つのみの構造なんで、無理やり引っ張らなければ爪も折れる事はないと思います。
運転席と助手席のドアノブを取り外します。
まずはドアの内張を外していきます。
構造はとっても簡単で、「3箇所のネジ」と「10箇所のクリップ」で固定されているだけなんで、慣れると数分で外せます。
最初はドアハンドルのくぼみにある1箇所のネジを外します。(写真はネジを外した後)
次はドアの持ち手の下部に2箇所あるネジを外します。(写真はネジを外した後)
サイドミラーの位置にあるカバーも外しておきます。
コツは、カバー上部に内装剥がしのヘラを突っ込んで「青○」のクリップを外して上に引き抜くだけです。
カバー下部の2箇所は刺さっているだけです。
外した後の構造はこんな感じで、分かっていると作業しやすいですよね。
あとは内装剥がしのヘラを、内張下部のクリップに近い位置に差し込んで、1箇所ずつジワジワっと力をかけながら外せば、クリップも折れてしまうことは無いと思います。
ドアのクリップ位置「10箇所」を把握しておけば作業もはかどりますよね。
次にドアハンドル付近のビニールを剥がすのですが、ブチルゴムがけっこう厄介なんで、剥がすコツはビニールを引っ張りながら、ブチルゴムをカッターナイフで切っていくのが一番作業しやすいです。
ビニールを剥がしたら、まずは「赤の囲み」部分のシャフトを抜いて、その後に「青○」のナットをゆるめてドアノブを取り外していきます。
「赤の囲み」のシャフトを抜くコツは、シャフトを固定しているこの青いプラスチック部分を、上にクルッと持ち上げる感じ。
こんな感じでクルッと上にすれば、シャフトの固定が外れて引き抜くことができます。
こんな感じで、ドアノブからシャフトを外してから、2箇所のナットをはずしましょう。
リアドアのヒンジカバーの取り外しで緊急事態です!
リアドアのヒンジカバーも「艶ありブラック」の方が統一感出るので外していくのですが、ここで緊急事態発生!
ヒンジカバーが固定されている構造は、「2箇所の爪」と「2箇所のクリップ」なんですが、内装剥がしのヘラを突っ込んでカバーを外したら、クリップ部分が2箇所とも折れてしまいました💧
しかも折れたクリップの頭部分が、ヒンジの穴の中に残って取れません!
見事に折れてしまいました!
調べてみると「ヒンジカバー」のクリップは、高確率で折れてしまうみたいです。
私はヒンジの根元の方から「内装剥がしのヘラ」を突っ込んで、白いクリップを先に引っこ抜く感じで作業したのですが、こうやってヒンジカバーを見てみると、外側の2箇所の爪の方から「内装剥がしのヘラ」を突っ込んで外し、その次に白いクリップを外したほうが折れないように思います。(断言できませんが…)
とはいえ、折れてしまったので後の祭り、Amazonで10個入りのヒンジカバー用クリップを購入!
届くまで5日間ほどかかりますが、元に戻せそうなんでホッとしました。
ヒンジカバーは裏をよく見てみると位置の指定があるので気をつけましょう!
「LWR」は右下のカバーですね。
「UPR」は右上のヒンジカバーとなります。
カバーが2つとも同じように見えるんで、クリップが折れなかったら「位置指定」に気づかなかったかもね。
ちなみに、ヒンジ本体の穴の中に残ったクリップの残骸は、電動ドリルを突っ込んでバラバラにして、なんとか取り出すことが出来ました💧
前後のエンブレムをボディーから剥がします。
エンブレムを剥がす一般的な作業方法は「釣り糸」などが定番ですが、まだ納車後2ヶ月ほどなので「内装剥がしのヘラ」を突っ込んて簡単に剥がせました。
ボディー側に残った両面テープも、まだ柔らかかったので簡単に剥がせました。
エンブレムは何が大変って、新品の両面テープを裏に貼り直す作業がめっちゃ大変です!
根気がいる作業なんで、テープの貼り方に性格が出ますな…
まぁ とにかく切れ味のよいカッターナイフを使うことが重要! これだけ雑に貼っても1時間かかりましたよ💧
エアーウレタンでDIY塗装して鏡面仕上げします。
外装パーツは「エアーウレタン」がオススメ!
何故かって? とにかく耐久性に優れているのと、クリア塗装の上塗りが必要ないのが手間要らずです。
硬化剤が完全に乾くまで時間がかかりますが、塗装がしっかり乾いたら磨き作業も容易です。
どんな塗装作業も必須の作業ですが、「シリコンオフ」でしっかり脱脂してから塗装しましょう。
まずは樹脂パーツを1000番や1500番の耐水ペーパーで磨いて乾かします。
段ボールを敷いた上に樹脂パーツを並べて「シリコンオフ」でしっかり脱脂しておきます。
それでは、準備が整ったら「エアーウレタン」スプレーの噴射ボタンを奥まで押し込みます。
そうすると、硬化剤の入っている層に穴が空いて、2液が混ざる構造になっているので、しっかり振って混ぜ合わせてから塗装を開始します。
どの樹脂パーツも3回重ね塗りして、ちょうどスプレー1本分で塗装できましたよ。
次の日までしっかり乾かしてから「サイドミラーカバー・ドアノブ・キーシリンダーカバー・リアドアヒンジカバー・エンブレム」を装着。
塗装したまんまだと、このように塗装面は「ゆず肌」状態になっています。
この「ゆず肌」を1500番の耐水ペーパーで磨きます。
耐水ペーパーで磨いた後には「細目」のコンパウンドで磨きます。
この細目のコンパウンドだけでも塗装面が鏡面になってきますが、最後に仕上げ用の液体コンパウンドを使用して、完璧な仕上がりにしたいと思います。
こんな感じで、1500番の耐水ペーパーで「ゆず肌」の塗装面をある程度フラットにしてから、細目のコンパウンドをタオルに付けて磨きます。
最後に、この鏡面仕上げの液体コンパウンドで磨けば、素人でもなんとかなります!
どうです? あれだけ「ゆず肌」だった塗装面が、鏡に景色が映るぐらい綺麗な鏡面仕上げとなりました。
ドアノブもピッカピカでしょ?
素人塗装でも磨き作業をしっかりやればなんとかなるもんです。
ヒンジカバーやエンブレムも、しっかり鏡面仕上げで光ってますね。
とにかく素人でもここまで出来るんで、皆さんもチャレンジしてみてほしいですね。
リアドアハンドルはボディ同色にする予定。
リアドアのドアハンドルも樹脂パーツなんで同じように「艶ありブラック」で塗装しようと思ったのだけれど、ハードタイプのスペアタイヤカバーとのバランスを考えると、ボディ同色のスペリアホワイトで塗装した方が似合いそうな感じがしたので、今回はウレタン塗装を見送りました。
こればっかりは個々のセンスとこだわりなんですが、運転席と助手席のドアハンドルには、カーボン調のプロテクターを装着しているので「艶ありブラック」のドアハンドルが良いバランスとなっていますが、リアドアのドアノブにはプロテクターやカバーの類を装着する予定が無いので、なおのこと「ボディ同色」の方がバランスが良いのではという結論です。
このリアドアハンドルのボディー同色塗装も近々挑戦予定なので、その時はまたレポートしていきますね。